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2024/09/10

虫歯の治療中に転院をしても良いですか?

みすみ様33歳男性
歯科Aで神経まで到達した虫歯C3)の治療を一回行ったところです。
この歯科Aにいろいろ問題を感じており、信頼がおけなくなっているので(後述)、別の歯科Bで治療の続行をお願いしようか考えています。
治療途中で転院すべきでしょうか?

歯科Aは予防はともかく治療自体は結構スムーズな気がしています。
また治療途中で歯科Bにお願いするのは、治療の難易度が上がるのではと懸念しています。
治療の最初から頼めたなら歯科Bに頼んだのですが、治療途中であるなら我慢して歯科Aに頼んだほうが良いのかもしれないと考え、相談させていただきました。

歯科Aの問題点:
* 説明やコミュニケーションが不十分。上述の虫歯の治療前に、虫歯が神経まで達していることを説明してもらえなかった(先生も断定はできていなかった?)。治療中の私が声を出せないタイミングで「神経まで到達しているかも」「神経は残したい」と先生は言い、最終的に「神経を切りました」と言われた。せめて事前に説明がほしかった。また今後どういう治療になるのかもあまり説明してもらえてない。
* 二回の定期健診で、この治療中の虫歯を見逃していたと考えられる。二回とも「なんとなく痛む」旨は言っていたのに、食いしばりのせいだといわれていた。この見逃しが、神経まで虫歯が到達してしまった一因であると考えている。定期健診はほぼ先生ではなく歯科衛生士任せだったので、それが見逃しの一因かも。
* 歯科医師の先生は一人しかいないのだが、先生は常に忙しそう。だから定期健診が甘かったり説明やコミュニケーションが不十分なのではと思う。

その他:
歯科Bで虫歯などがないかだけチェックしてもらいました。
そして若干虫歯が進行しているところが見つかりました。
また丁寧な説明もしてもらえました。
なので現時点では歯科Aより信頼がおけると思ってます。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
むし歯の処置をしたら思ったよりも大きく広がっていたんですね。
実際のところ、酸に強いエナメル質に取り囲まれた歯は、その中の象牙質まで達してから中の方で大きくむし歯が広がり、見た目以上に大きくむし歯になっている、ということはよくあることです。
テレビの手術のシーンで、実際に開けてみたら思った以上に広がっていたとか、いろいろな問題が生じるというのはおわかりだと思います。
同じようにレントゲンを撮ったりCTを撮ったり、その他たくさんの検査を行った上で手術となると、そういう事が起きるわけです。
歯もレントゲンですべて写るわけではありません。
かなりあいまいな所もあり、その判定が難しいこともよくあります。
特にパノラマレントゲンではそうです。

歯の神経の近くまで達した場合、削った面の表面をタンパク質や細菌に暴露させたくないため、唾液が触れないように封鎖する処置をするほうがいいと考えます。
その時点でうがいもしてほしくないので、口を開けたまま説明するしかなくなります。
事前に分かっていれば説明もできますが、上記に書いたようにそこまでの状況が読めないこともあります。

そのうえで歯科医院を変わったほうがいいのかどうか、という点ですが、次の先生はどう判断するでしょう。
実際に神経を取ったんでしょうか?(切ったという表現がよくわかりません。)
神経を残して歯髄を残す処置をして一部神経を切ったという事であれば、そこはもう触らないほうがいいでしょうし、そうではないならもう一度そこまでしっかりと削る必要があるかもしれません。
そこも不明な状態で次の先生に行ったとしても、いい結果が得られるかどうかは不明です。

ただどうしても不信感があるということなら変わることも患者さんの自由です。
結果的にどうなるのかは不明ですが、あらかじめ説明してもらえるなら納得できる、ということなら、それはそれで正解でしょう。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
転院に関しては、ご自身の判断でいいと思います。

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