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6年前に打撲した前歯2本はどのように治療したら良いですか?

Mari様53歳女性
前歯2本、6年前に打撲した歯があります。
現在
(1)うち1本の歯髄腔が全く見えず
(2)もう1本は歯髄腔が太くなっている状態
です。
いずれも生活反応はあります。

レントゲンを見る医師によって、「(1)はいずれ根管治療が必要になる」と言うにとどまる医師と「(1)はもう石灰化しているからどうでも(?)いい、(2)の根管治療が必要」という医師がいます。どういうことでしょうか。

・(1)は根管治療一択と聞きました。(2)はどのような治療が考えられますか。歯髄再生治療は適応ですか。

・(1)と(2)いずれも早く治療をしないと、治療が難しくなったり、抜歯になってしまうということはありますか。

・歯科用語の「内部吸収」と「石灰化」は同じことでしょうか。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
打撲した前歯についてですね。

いろいろな答えがあると思います。
でもどれも正解です。
というか正解と呼べるものがありません。

どういうことかというと、同じような経過で、同じようなレントゲン像でも、その後何ごともなく経過していく場合もあれば、根っこの先に根尖病変を作る場合もあったり、どうなるのかは確率論になってくるからです。
少なくとも生活反応があるのであれば、何もしないでそのままという事も考えられると思います。
生活反応があるのに、歯髄を再生させるという事もおかしな話ですし、生活反応があるのに根管治療をする意味がわりません。
ただ、内部吸収が進んでくるようなら早めの介入が必要になってきます。
でも今の時点ではそんなことはわかりませんよね。
内部吸収と石灰化は全く別の反応になります。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
> ・レントゲンを見る医師によって、「(1)はいずれ根管治療が必要になる」と言うにとどまる医師と「(1)はもう石灰化しているからどうでも(?)いい、(2)の根管治療が必要」という医師がいます。どういうことでしょうか。

歯髄腔が見えないということは器具を到達させられないと考えます。
私見ですが、石灰化しているのであれば私は処置することはないです。
感染リスクがほぼゼロと考えます。


> ・(1)は根管治療一択と聞きました。(2)はどのような治療が考えられますか。歯髄再生治療は適応ですか。

歯髄再製ですが、リバスクラリゼイションという部類のものかと思いますが、あくまで歯根未完成のものに対するもので、私見ですが成人の場合難しいと考えます。


> ・(1)と(2)いずれも早く治療をしないと、治療が難しくなったり、抜歯になってしまうということはありますか。

これは経過観察になります。



> ・歯科用語の「内部吸収」と「石灰化」は同じことでしょうか。

別物で、全く違います。

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