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2024/03/23

根(神経)の治療治療疑問

神経の近くまで虫歯になり抜髄しましたが、必要があったのでしょうか？

aty様53歳女性

7番目の下奥歯です。
上部に小さな穴が開き虫歯に気づき、受診しました。
削る処理中に痛いと伝えたところ、神経の近くまで虫歯になっているから、抜髄しますと言われ、そのまま神経を抜かれました。
見た目では1ミリ程の小さな穴だったのと、それまでひどい痛みなどなかったのですが、添付のレントゲンで抜髄の必要があったかおわかりになりますか？
もう処理済みなので、どうしようもないですが…。

河原　雅朗　先生からの回答

奈良県

かわはら歯科クリニック

河原　雅朗先生

> 見た目では1ミリ程の小さな穴だったのと、それまでひどい痛みなどなかったのですが、添付のレントゲンで抜髄の必要があったかおわかりになりますか？

レントゲンを見ましたが、上から見える穴は1mmほどだったかもしれませんが、中で大きく空洞に広がっているのがわかると思います。
（3～4ｍｍほどの大きな穴に見えます。実際むし歯を取るともっと大きく削る必要がありそうです。）
歯髄（歯の神経）も随分と狭窄しているようなので、ゆっくりと、むし歯が進行していって痛みも感じなかったけれども、歯髄にまで十分達するくらいの大きさのむし歯に見えます。
もともと歯髄だったところが象牙質になっていますが、髄角が残っているという可能性もあります。

実際に歯髄を取る必要があったのかどうか、残せる可能性に賭けるほうがよかったのかどうかなどは実際に診ていないのでわかりませんが、残すためにはかなり難易度が高い処置になるという可能性も十分考えられます。
（取らずにいて麻酔が切れたら死にそうなくらい痛みが出て、結局神経を取ることになって、それなら最初から神経取ったほうがよかったのでは、といった相談もよくあります。）
神経を取ることが考えられない、というよりは仕方がないだろうなと思えるレントゲンに見えます。