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20年前に神経を抜いた歯の根管治療が不十分だと言われました。

まる様50歳女性
右下奥歯ですが、20年以上前に神経を抜いた歯があります。
抜いた数年後、痛みが出たので違う歯医者で治療し、その時に仮詰めの時に痛みがあるのでレーザー治療をしましょうと言われ、その後痛みがなくなり、かぶせて終了しました。

ですが、この数年、他の歯医者にかかる機会があり、数件の歯医者でレントゲンを撮ったら、神経を取った歯の根管治療が不十分だと言われます。
写真だと、片方には薬が入っておらず、もう片方は白く入っているようですが少しだけで、根の全部には入ってないそうです。

先日今のかかりつけ歯科に行ってきました。
そこでCTを撮ってみて頂きました。
そこで該当の歯について経緯を話し、CTを撮ってもらいました。
そこの先生のあくまで想像での話だそうですが、一番最初に治療した時の根管治療の際(おそらく25年ほど前)、その当時はレントゲンに写らない素材で根管治療をされており、その後痛みが出て(20年ほど前)、何本かあるうちの1本にが溜まってその時にその1本の神経部分にはレントゲンに写る素材で根管治療をしたのではないか?との事でした。
今日のCTではレントゲンに写ってる神経部分に、上の方の一部と下の方にちょっとだけ白い詰め物が見える感じでした。
それは、根が曲がっててそう写ってるのではないか?との事でした。
その先生が言われるのに、神経を抜いた歯に何も詰めずにそのままにしたり、詰め物が不十分の場合、20年も症状がでない事は考えにくいそうです。

また、CTでは神経を抜いた歯の根元に炎症などなく、問題ないとの回答でした。
ただ、根の再治療は歯が残せる割合が4~6割なので、治療した後のリスクは大きいと言われました。

20年以上この状態ですが、今後痛みが出たり歯を抜くような事になる可能性はありますか?
奥歯なので、もし抜歯になったらブリッジも出来ませんし、インプラントも怖いです。
なので残しておきたいです。

よろしくお願いします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
根管治療では100パーセント根管充填することは不可能に近いです。
できるだけ充填するということしかできません。
また、今現在、症状がないのであれば下手に触らないほうがいい、ということは言えると思います。
その上で、そのように不十分な治療であっても20年何事もない、ということはよくあることです。
だとしても今後何の問題も起きないかというと、それはまた別の話です。
今後は抜歯になるようなことになる可能性も否定はできません。

歯を残したいという気持ちはわかりますが、こればっかりはどうしようもないことでもあります。
今健康だけれども今後もずっとがんになりたくない、と強く望んでも、こればっかりはわかりませんよね。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
何も症状などがない場合ですが、中が無菌状態を保てているということかもしれません。
時々経験する状況です。
治療する場合、きちんとしないと逆に悪くなることもありますので注意も必要です。
抜歯などにはならないと思います。

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