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ご相談

根管治療後、根に穴が開いていると言われました。

sungmiy様56歳女性
現在、歯の根っこにがたまっている歯が多く、専門の先生に診て貰っております。

今日、左下5番の根管治療の後、歯の根っこの状態が悪いから、MTAセメントを使用したほうが良いと言われました。
どの様に状態が悪いのですか?と聞くと、穴が開いているといわれました。
左下5番の治療は本日2回目となります。
1回目の時は被せのクラウンをはずしただけだったと思いますが、歯の中には穴が開いているとは一言もいわれませんでした。

歯根部は、歯茎の中で支えられていますが、自然に穴が開く様な症状の病気でも、あるのでしょうか?
(昨年から今年にかけて、歯の状態を診て頂く為、数件の歯医者さんに通っていましたが、何処の歯科医院も左下5番にがたまっているとか、穴が開いているとは一言も言われなかったのて、恐らく過剰に治療をうけてしまったと気がつきましたが、治療中にニッケルチタンファイルの使用により、歯折や穴が開いてしまう事も考えられるのでしょうか。)
(治療中に穴が開いたとは言われなかったのですが・・・。)
(治療は、マイクロスコープ、ニッケルチタンファイルを使用されております。)

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
根管治療を行っているんですね。
穴が開いていると言われたんですね。
ただもともとがたまっていたので根管治療を始めたんですよね。
もしくはそういう状態がレントゲンでわかるので、根管治療を開始したということなんですよね。
ということですから、それをあえて根っこの先にがあるということは言わなかったんだと思います。(当然知っているものとして、、、。)

根管治療を始めて中を見てみたら根管に穴が開いていると言われたんですね。
その穴がいつ開いたものなのか、過剰な治療が問題なのかなどは誰にもわからないと思います。
根管が曲がっていれば、ストリップパーフォレーションといって側面に穴が開くこともありますし、外部吸収、内部吸収といって歯根が原因不明の吸収を起こし、穴が開くこともあります。
以前に行った治療でそうなっていて、そのためにがたまってきたということも考えられます。
穴というのが歯の上のほうに近いところではむし歯が進行して穴が開いてしまっているということもよくあります。
むし歯を取り除いたら壁がないとか底がない、という状態です。

以前神経を取っている歯には、根管充填剤が詰まっていますから、それを取ったら穴が開いていたということは十分考えられることですし、また汚染された根管壁はある程度削らないといけませんから、それで穴が開いてしまうこともあります。
こればっかりは避けようがありません。

もともと根管の先端には穴が開いているわけで、がたまるというのもその根管からの細菌感染ということが一番主流ですから、根管内の細菌を生体の防御反応でコントロールできるところまで活動停止させることができれば治療としては成功です。
そのためにできるだけ有利な根管充填剤であるMTAを使用したいということなんだと思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
過剰な治療かどうかはわかりませんが、専門の先生がおっしゃるのであれば何らかの状況かと思いますので、その先生に任せたほうがいいと思います。

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