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ご相談

2023/09/17

根(神経)の治療治療疑問

再根管治療中のクロロホルムについて教えてください。

ふじお様48歳男性

昔神経を取って根管治療した右上７番の歯茎にできものができたため、再根管治療中です。
銀歯と土台を外して中の処置をしているところです。
前回受診時に先生と助手の方が「次回クロロホルムを使う」という会話をしていました。

私に説明があったわけでは無いので何も聞きませんでしたが、後で調べてクロロホルムは根っこの薬を外すのに使用するが、発がん性があり現在ではあまり使われなくなった事を知りました。
ネットで調べて「いまだにクロロホルムが使用されているのは問題」と仰っている先生もいれば、「少量なので問題ない」と仰っている先生もいます。
実際の危険性や各医院での使用状況はどのようなものでしょうか？
あまり使用されてなくなっているのに、今の医院で今も使用する理由は何が考えられるでしょうか？

他の方法でお願いしたいところですが、今の医院ではクロロホルムが必須の場合は転院を検討したほうがよいほどの事でしょうか？
ご意見をお聞かせいただければ幸いです。
よろしくお願い致します。

河原　雅朗　先生からの回答

奈良県

かわはら歯科クリニック

河原　雅朗先生

> 実際の危険性や各医院での使用状況はどのようなものでしょうか？

実際に健康被害があるとかということはあまり聞いたことはありません。
ただ、世界的な流れとして使われなくなってきていることは確かです。
使用しているところはかなり少ないと思います。
（実際のところほかの歯科医院のことはよくわかりません。）

> あまり使用されてなくなっているのに、今の医院で今も使用する理由は何が考えられるでしょうか？

昔から使い続けているからそのまま使っている、ということなのではないかと思います。
深い意味はないと思います。

昔から（今でもよく）歯の被せには金銀パラジウムという金属が使われています。
世界的に見ればもう少数派ですし、禁止されている国さえあります。
でも保険で認められていて、一般的には健康被害がないとなるということで今も使われています。
それと同じようにクロロホルムも昔から使用していて、今も禁止されていない、ということで使っている先生もいるということです。

> 他の方法でお願いしたいところですが、今の医院ではクロロホルムが必須の場合は転院を検討したほうがよいほどの事でしょうか？

使用しないで治療できないか聞いてみてください。
どうしても、ということなら、ほかの歯科医院に転院しか手段は残されていないと思います。