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ご相談

2022/06/21

抜歯治療疑問

骨粗鬆症の治療中、歯科治療を進めても大丈夫でしょうか？

はのはの様65歳女性

先月より骨粗鬆症の治療が始まりイベニティを注射いたしました。
ほとんど同時に7年前に被せた奥歯に虫歯があり、破折を起こしているので抜歯が必要と診断されました。
骨の薬は顎骨壊死の副作用リスクがあるものですが、治療を中断することなく歯科治療も進めて大丈夫でしょうか？

河原　雅朗　先生からの回答

奈良県

かわはら歯科クリニック

河原　雅朗先生

医療において大丈夫ということは決していうことはできません。
骨粗鬆症の薬は抜歯などの外科処置後に顎骨壊死を起こすという可能性がリスクとしてあります。
これは紛れもない事実です。
そしてむし歯がひどくなって抜歯が必要というのも、これもまた事実です。
実際に行ってみて、後から大丈夫だったということがわかることはあっても、事前に絶対大丈夫ということは言えません。

コロナのワクチンでも副作用が怖いけれども大丈夫ですか？という質問に絶対大丈夫といえる医者はいません。
そういうリスクを承知のうえでワクチンを打つしかないということです。
もちろんワクチンを打たない（今回でいうと歯科治療をしない、抜歯をしない）という選択肢もあるのですが、ワクチンを打たないリスク（コロナ感染リスク）が生じることは避けられません。
抜歯をしないで放置することによっても顎骨壊死は起こり得るということが、最近は言われだしています。