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2021/06/15
根(神経)の治療 治療疑問

神経の再治療を繰り返して抜歯を避けることはなぜできない？

斎藤ゆい様49歳女性
神経を抜いた歯がひどい虫歯になりましたが、抜歯を極力したくないです。
同じ歯に神経の再治療を何十回もして抜歯を避けることはなぜできないのでしょうか。
詳しく知りたいです。

河原　雅朗　先生からの回答

河原　雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原　雅朗先生
神経をとった歯というのは被せなどをすると、むし歯になった時にはその歯茎の際のところからむし歯になります。
むし歯になったところは当然削ります。
歯茎よりも深く歯がなくなります。
そうなるとそれは何回も繰り返せません。
また根っこの管も削れば削るほどどんどん穴が大きくなります。
残っている歯質はどんどん薄くなります。
そうなると強度的に持たなくなります。
ですからその点でも限界が来ます。

池村　光代　先生からの回答

池村　光代
東京都
京橋歯科医院
池村　光代先生
歯の根の炎症により歯を支える骨が溶けていると、いずれ歯が抜けてしまいます。
また、虫歯を削ることを繰り返すと歯が無くなってしまったり強度が保てなくなるので抜歯になります。

酒井　信　先生からの回答

酒井　信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井　信先生
神経を抜いた歯は生きている歯に比べると虫歯になると進行が早いです。

根の先が腫れてきたり、咬むと痛いという症状がある場合は、根の再治療の必要も検討しなくてはいけないですが、虫歯（歯が細菌により柔らかくなって崩れてしまった状態）だけの場合は根の治療の必要はありません。

悪くなった部分を削り取り、代用物を詰めたり、被せたりして機能を回復させます。
しかし、軟らかくなった部分を削った結果、土台を立てることも、被せたりすることもできないほど崩壊が進んでしまっている場合は、再利用はできませんので抜歯の対象になります。

渡辺　英弥　先生からの回答

渡辺　英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺　英弥先生
あくまで虫歯の状態かと思います。
ぼろぼろの歯を残しても、結局割れる、欠ける、残る状態ではない歯になることがほとんどだからです。

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