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根の奥に患部がある場合、歯根を貫通させて投薬することはある?

ひこ様65歳男性
過去に歯根治療済みの被せ物が取れた際、初めて訪れた歯科で、再び歯根治療をしました。
歯根をグリグリ手作業で治療中に、チクッとする針を刺された様な痛みがあり、神経はもう無い歯なのに、違和感を感じて治療後に聞くと「歯の根本にレントゲンで黒ずんでいる患部があるので、荒っぽい治療をしました。歯根を貫通させて投薬する」と言われましたが、術後数日痛みがあります。
歯根をわざと貫通させることなどあるのでしょうか?

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
神経を取った歯、根管治療を終了した歯というのはシーラーという接着材とガッタパーチャという樹脂で根管内を充填しています。
このような状態の歯の根っこの先に根尖病巣を作ると、再度その埋めたものを取って根管内の消毒をしていく必要があります。
それを再根管治療と言います。
また根管根尖部で閉塞、もしくは閉塞気味になっているという事もあります。
その閉塞しているところを貫通させたという事だと思います。
そうしないと根尖部の病巣に薬剤が届きません。
根尖を開けるとそこは骨ですから、痛みが出ることもあります。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
排膿路を確保するということかと思います。

池村 光代 先生からの回答

池村 光代
東京都
京橋歯科医院
池村 光代先生
歯の根の炎症を抑えるために針のようなやすりを使って神経や汚れを取るのですが、奥まで入れる手法を行う歯科医師も手前までにする歯科医師もおります。
次第に痛みが落ち着くことが多いですが、歯の根の先に問題がある場合は別の治療が必要なこともあります。

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