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2011/09/08

帝王切開と歯科での麻酔との因果関係はありますか?

ap37様46歳女性
2月に帝王切開で第2子を出産しました。
第1子妊娠中の両親学級で、帝王切開から1年以内は歯科治療の麻酔アナフィラキシーショックを起こすことがあると話がありました。

昨年6月頃に虫歯治療した個所(レントゲンでは神経に到達しているかギリギリか微妙なところで、神経はそのままです)に何だか痛みや違和感を感じながら妊娠、出産、二人の育児を言い訳に、恐怖の歯医者通いを避けてきましたが、やはり神経に到達していたのか、であれば放置はまずいかと再診したところ、被せ物を取るのに早くも麻酔が必要とのことでした。

被せ物をとってみて、明らかに神経もやられているというのが確認できればすぐに神経を抜くことになり、そうでなければ一度薬を塗って様子を見て、それでも改善しなければ再度被せ物を取り神経治療という流れだそうです。

先の両親学級での話をしたところ、出産した病院に一度確認し、本当に因果関係があるかや、産後どれくらい開ければいいか等聞いて欲しいと言われました。

了解しては見たものの、産科ではたぶん明確な答えは得られないと思います。

そもそも心配性だったり、以前は抗不安薬を飲んでいたりする性格に加え、口を空けた状態がとても苦手なので、昨年の治療では抗不安薬を飲んだりしていましたが、現在授乳中で薬は飲みたくありません。
不安が強いと貧血や過換気を起こす人も多いと言われさらに不安…。

帝王切開とその後の歯科治療や麻酔について上記のようなアナフィラキシーショックの因果関係、空けるべき望ましい期間等ご存知でしたらアドバイスお願いします。

また、今回もレントゲンを撮ってくれれば神経に到達しているかどうかわかるかもしれないと思ったのですが、1年程度ではレントゲン撮影には及ばないのでしょうか。

宜しくお願い致します。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
アナフィラキシーショックというのは麻酔薬に対してある日突然急に激しいアレルギー反応を起こし、ショックに陥るというものですが、確かに帝王切開の方の場合その確率が上がるのかもしれません。

ただ、医療においてどのような薬でも、可能性としてはアナフィラキシーショックを起こすことは考えられます。

麻酔をすることによって得られる良いこと、(この場合は痛みを感じずに処置できる)が、放置して歯髄が激しい痛みが出たり、処置できないくらいの痛みを伴うというデメリットを上回ると考えた場合麻酔を行います。

すべての医療行為において全く安全で無害なものというのは存在しません。
必要があればそのようなリスクがあっても行わなければいけないというのが医療行為です。

あまり深く考えすぎないように、心配であれば大学病院などのもしも何かあったときに対応できる歯科での処置をお勧めします。

今野 忠博 先生からの回答

今野 忠博
山形県
こんの歯科医院
今野 忠博先生
不安なお気持ち心中お察しもうしあげます。
帝王切開と歯科麻酔の因果関係のお話は、初めてききました。

帝王切開時には、局所麻酔全身麻酔のどちらかで行うと思うのですが、詳しくはやはり、かかりつけの産科で確認されたほうが、よろしいと思います。

また、レントゲンの件ですが、被せ物(金属)がありますと、神経と虫歯の位置があまりはっきりとわからない場合がありますので、はずしてから、撮影する場合が多々あります。

まずは、産科の先生に一度ご確認された方がよろしいかと思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
虫歯に関しては、1年である程度進むことが考えられます。

本来であれば撮影して診てみるのが良いのではと思います。

アナフィラキシーショックですが、麻酔科の先生の話を聞いてみたことがあるのですが発現頻度はかなり低いとの話でした。

心配であれば、大きな病院等でパッチテストなどでアレルギーの有無などを調べてみても良いのではないでしょうか。

それから治療しても良いと思われます。

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