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ご相談

2020/01/17

根(神経)の治療治療疑問

熱いもの、冷たいものがしみても神経を抜く必要は無い？

とも様54歳女性

下顎奥歯の銀の被せ物に穴が開き、取り外しました。
仮歯の状態で1週間、痛みが出て、医師に伝えると治療をしてくれなくなりました。
その後4年間仮歯のまま、痛みをこらえて生活。
先日違うA歯科に行き、少し削り、金歯かコバルトセラミックが可能、神経は抜かなくて良いと言われました。
ですが、熱いもの、甘いものがしみ、痛みます。
噛むと痛み、重い鈍痛が常にあります。
不安になり、歯医者巡りをしてしまいました。
5人の医師のうち、3人より神経を抜く治療を勧められました。
改めてA歯科に問うと「熱いものがしみても、冷たいものもしみるのだから神経を抜く必要は無い」とのこと。
本当ですか？
また、レントゲンを何回も撮りましたが、やはり危険でしょうか？
また、金歯とコバルトセラミックではどちらがベターでしょうか？

河原　雅朗　先生からの回答

奈良県

かわはら歯科クリニック

河原　雅朗先生

処置方針についてですね。
被せてから痛みが出たら、神経を取るべきだったとなりますし、痛まなければ取らなくてよかったとなりますよね。
また神経を取ったら、神経を取らなくてもよかったのではということも考えられます。
そのうちどの選択をしたとしてもそれを間違いということは今の時点ではだれも言えませんし、今の時点で将来の正解を当てることもできません。
もしそういうことが可能ならその方針一つに決まると思います。
（実際はそうはなりませんよね。）

レントゲンの危険ですが、、、たとえば車の運転は危険ですよね。
一回目で事故る人もいれば一生無事故の人もいる、でも乗れば乗るほどそのリスクは高くなります。
それと同じです。
撮影するリスクと得られる利益を比較して撮ったほうが有益と考えれるので撮影をします。

金歯とセラミックですが何を基準にしてのベターでしょうか？
審美性なら断然セラミックですし、適合なら金のほうがやや上回るかもしれません。
プラークの付きにくさや咬合調整のやりやすさなど様々な要因があり、そのどれをより優先して考えるかでベターなものは変わってくると思います。