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硬質レジンとCAD/CAMは耐久性や見た目に差がありますか?

にこ様43歳女性
前回の質問で、上の5番は樹脂製の硬質レジンジャケット冠であればどこでもできる、またCAD/CAM冠は歯科医院によって出来るところと出来ないところがあるというのはなんとなく理解できました。
しかし3軒中2軒が銀歯か保険適用外の8万〜13万白い歯と提案されたのは、どこでもできるはずの樹脂製の硬質レジンジャケットは、歯科医からするとオススメできないということなのでしょうか?
またCAD/CAM冠と保険適用外の8万円くらいのものですと、耐久性や見た目などにかなりの差があるのでしょうか?
ここは根の治療がもう何年も前にしてあるのですが、今回は根は弄らず、詰め物を取って中の虫歯をきれいして土台をたて被せ物をする予定です。
年齢はまだ35歳なのですが、長い目でみてやはり保険適用外のものの方がいいのでしょうか?
笑うと見えるところのため、銀歯は考えておりません。
また10万以上は厳しいので、樹脂製の硬質レジンジャケット冠または、CAD/CAM冠ができるところを探す、または8万円の保険適用外のもので考えております。
よろしくお願いします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
> 銀歯か保険適用外の8万〜13万白い歯と提案されたのは、どこでもできるはずの樹脂製の硬質レジンジャケットは、歯科医からするとオススメできないということなのでしょうか?

そうですね。
補綴物にはその保証期間があります。
補綴物維持管理料というものです。
強度的に持たないかもしれないものを入れて、もし壊れたら2年間は無償でやり直さないといけないという決まりの中で、好き好んでそんな被せを作ってくれる歯科医院はほとんどいないでしょう。
治療方針の裁量権は最終的には歯科医師にあります。
やりたくないと歯科医師が考えているのに、無理やりさせるだけの権利は患者にはありません。


> またCAD/CAM冠と保険適用外の8万円くらいのものですと、耐久性や見た目などにかなりの差があるのでしょうか?

かなりの差というのがどのくらいならかなりなのか、、、。
主観的なものなので何とも言えませんが、やはりそれなりの差があると私は思います。


> 年齢はまだ35歳なのですが、長い目でみてやはり保険適用外のものの方がいいのでしょうか?

価値観の話なのでなかなかどうこう言いにくいですが、私は保険外のほうがいいと思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
かみ合わせ、耐久性などから保険外を勧めることがあります。
8万円ですと材質にかなりの差が出ると考えます。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
今は取り扱われなくなりましたが、硬質レジンジャケット冠が保険に採用される前には、レジンジャケット冠というものがありました。
現在仮の歯が必要な時利用されている材料のものが最終補綴物として装着されていました。
材料の改良と共に、レジンジャケット冠以外に硬質レジンジャケット冠が健康保険に採用され、現在は、レジンジャケット冠が無くなり、硬質レジンジャケット冠よりも材料としては良いとされるとCAD/CAM冠が新たに健康保険で取り扱われるようになりました。
共にある程度は色合わせもできますから、装着後の審美的なものはそれなりに満足できるかと思います。
CAD/CAM冠もハイブリッドとはいえ樹脂系ですので、セラミックに比較すると、吸水性などでは劣ります。
また、健康保険でできるとはいえ、現在のところ義歯の支えになる歯の場合は適応外となっていますので強度的にも多少不安があるのでしょう。
歯科で使われる材料も、時代と共によくなってきていますが、より良いものがあってもすべてが健康保険で取り扱われるわけではありませんので、可能な範囲内で検討して頂くことになります。

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